雨具を着ると雨が止む、雨具を新調すると雨が降らないなど、まことしやかに囁かれる山登りあるある。夏山シーズン前にレインウェアを買い換えたところ、6月から7月半ばまでは雨に降られず! 迷信ではなかったのかと思いきや、7月後半以降になるとまぁ降られる、降られる、降られる。まだ降るか!?と呆れるほどに降られております。また、残念ながら雨で中止にした山行もあり……。
山で会うガイド仲間たちに話しを聞いても言うことは同じで、「山に入っている間も次の山行の天気を調べてお客さんにお知らせしなくてはならず、なかなか気が休まらない」と。本当に全くそうですねぇ。
今回のブログでは、写真で8月カンスケヤマガイズの山登りを振り返ります。
グリーンバンドを越えて、ほんのひと時だけ青空とその勇姿を表してくれた槍ヶ岳山行。少しでもガスが取れてくれないかと山頂で待つも、やっぱりダメでした。
続いて、山の日の連休は穂高岳縦走へ。悪天予報のため岳沢からの入山を断念。部分的に雨に降られながらも涸沢岳から北穂高岳を繋ぎました。
雨予報でしたが青空がのぞく初日。しかし雲の流れは早く、稜線の風は強そう
ここぞというところは雨が止んで視界もきいてくれたので助かりました
三日目の終日快晴に、ただただ救われた表銀座縦走。8月とは思えない冷えた風雨に悩まされました。「今夏は例年になく寒いですよ」とフリースを着て働く山小屋のスタッフさん。やっぱりこの夏はいつもと違うようです。
槍穂の展望ドッカーン! これぞ表銀座の醍醐味
8月半ばでしたが、まだコマクサに間に合いました
そして、先月に引き続いてヤマカラツアーで火打妙高縦走。「晴れていれば、ここから能登半島や佐渡島まで遠望できて……」という説明がなんの慰めにもならなかったような。今度は季節を替えて、ぜひ晴れの日にお越しくださいね。
湿原にはコウメバチソウの姿が。一ヶ月の間に花たちのバトンタッチが進んでいます
雨が降っているとなかなか写真を撮らないので、こうして見るとまるで晴れ続けたように見えるという。たまには雨の日の写真を撮ってその様子を伝えないとなぁと思う今日この頃です。
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