新型コロナウイルスの流行が懸念される今日。例年であれば鉛色の空と雪から解放されて、春爛漫のウキウキする時期。しかし今年は上越・高田の桜祭りの観桜会(かんおうかい)も自粛です。お祭りといえばのぽっぽ焼が食べられないのは残念ですが、運動を兼ねた「お花見散策」をしている人の姿をよく見かけます。
昨日は午後から雨が上がったので、歴史散歩と花散歩ということで春日山城址を巡ってきました。カタクリはすでに終盤戦の域でしたが、トキワイカリソウやナガハシスミレ、ショウジョウバカマなどの春の花が咲き誇っていました。
みんな、静かに静かな春を楽しんでいます。
トキワイカリソウ
手前の濃い緑色の大きな葉は、越冬した葉っぱ。常緑のまま残ることから常盤(トキワ・葉が一年中緑色なこと)という名前がついたのだそう。風で揺れる錨(イカリ)型の花は、美しくもあり、エヴァの使徒を思い起こさせるような不可思議な形状(そう思うのは私だけか?)。
キランソウ
別名、地獄の釜の蓋(ジゴクノカマノフタ)。そう聞くと毛深いところなんかオドロオドロしく見えてくるのですが、じつは地獄へ導く花という訳ではなく。このキランソウは薬草で、煎じて飲むと咳や熱が治って「地獄行きを防いでくれる」ということからつけられたとのこと。なんともインパクトのある別名です。
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