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春の妖精

人出を避けての里山歩き。平場ではソメイヨシノが満開となり、そこここで華やかな様相。いつも以上に綺麗に見えるのは気のせいでしょうか? 昨日の散策で出会った春たち。

カタクリ かつて昔は、この花の球根からデンプンをとって片栗粉を作っていた(今はジャガイモのデンプン)。春を象徴するピンクの花を咲かすようになるまでには、なんと7年ほども要するそう。ピッカピカの一年生たちが咲き誇っていると思うと、感慨もひとしお。


ギフチョウ 蛹のまま冬を越して早春に羽化し、カタクリやスミレなど春の花の蜜を求めて飛び回る。そこからカタクリなどの春植物と同様に、スプリング・エフェメラル=春の妖精と呼ばれる。「妖精」と聞くと可憐にひらひらと舞う姿をイメージしがちだが、黄色と黒のシマシマ虎柄に加えて毛深い体毛(?)、力強く俊敏な動きをする。冬の寒さを耐え忍んできた春の妖精は、たくましい。


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