穏やかな週末となっている上越です。道路脇に立ちはだかる雪の壁にもメス(?)が入り、少しずつ排雪作業が進んでいます。しかし昔はもっとすごかった。これぞ豪雪の町・高田の記録映像を上映すると聞き、高田世界館へと行ってきました。
歩いて10分、我が家から一番近い映画館。そして、これが私の初高田世界館
ここ高田世界館は明治44年に芝居小屋として開業し、その5年後の大正5年に映画館としてスタート。時代の移り変わりとともに名称や体制変更等の変遷を経て、現在はNPO法人「街なか映画館再生委員会」によって運営されている映画館です。上映する映画のラインナップが面白く、観に行こうと思いつつも足を運ぶ機会を逸していたという、とても気になる映画館です。
本日上映中。お目当の「雪景色上映会」の告知も
こじんまりとした映画館ですが、味があります
見上げると素敵な天井
そして映写室。この素朴な感じがまた良いですね
今回の上映は、昭和56年の大雪(56豪雪)の様子などを8ミリフィルムで撮影して残してあったものをデジタル化したそうで、フィルムを所蔵する「頸城野ドキュメントライブラリー」の方が当時の様子を弁士のように語ってくれました。
屋根からの雪降ろしで道路が塞がれ、電柱の巻き看板というのか? あの看板と同じ高さを歩き、買い物するため店の入り口へと雪の坂道を降りて入るという。しかも排雪作業においては、ブルドーザーがまるで巨大なフンコロガシのように雪の塊を転がしながらぐぐーっと運んだり、雪の塊をホイールローダーにバトンタッチする映像などなど、へぇーほぉーと思うものがたくさんありました。今は消雪パイプもあるし、除雪車もきてくれて、しかも雪も少なくなったしと、降ればヒーヒー言うのですが、昔よりは格段に楽になったのだなぁと。そんなことをつらつら思いながらの帰り道。ある店先で角巻レンタルを発見(とんびもあるのか?)。ダウンジャケットもいいですが、雪景色に角巻って、なんとも乙ですね。
角巻レンタル。1着500円也