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秋の悩ましき台風たち


2週に渡って週末ごとに猛威をふるった台風。紅葉シーズン真っ盛りのタイミングだっただけに、各業種各方面、なかなかに痛手だったかと思います。

私の山の仕事でいえば、台風21号にはホント悩まされました。というのも、10月21日〜22日の週末で中日ツアーズの雨飾山ツアーが予定されていて、直前に登った人から「紅葉真っ盛りでしたー!」のコメントが。ここはなんとか紅葉を楽しんでもらえたらと思ったのですが、モーレツな台風が迫りくる状況。21日はギリギリ大丈夫だとしても、22日は確実に台風に捕まるなと半ば諦めムードでした。

目論見通り、いやそれ以上に21日は展望よし。雨飾山の衛星峰・大渚山で足慣らしをし、風は強いものの北側にそびえる雨飾山の勇姿をぶじ写真に収め、とりあえず一安心。降られる前にと駆け込んだ今宵のお宿「雨飾荘」で温泉に浸かっていても、聞こえてくるのは雨音ではなくフクロウの鳴き声。嵐の前の静けさか?

大渚山の眼下に広がる紅葉

大渚山から見下ろす紅葉の絨毯

「台風、どこかに行ってしまわないかな?」というお客さんの懇願もむなしく、早朝目を覚ますとやっぱり降ってました(涙)。とくに午後からは雨足が強まり、風も増してくる予報。午前中が勝負です。濡れ、風、防寒対策を十分に行い、登山口を出発。まずは荒菅沢をめざしました。

荒菅沢のみごとな紅葉

ここはハズレなし。荒菅沢のみごとな紅葉

雨は降ってはいるものの小雨程度で、風は昨日よりも弱いくらい。まさにこれぞ嵐の前の静けさ。足元が濡れていることもあって慎重な足運びとなりましたが、無事に山頂へ立つことができました。

台風前の雨飾山

笹平より雨飾山をしっかり目視

雨でドロ濡れた私たちを「お疲れさまでした。お風呂でゆっくり温まってくださいね」と迎えてくれた雨飾荘さん。本当にお世話になりました。そして、この天気のなかでも諦めずに(いや、温泉が楽しめただけでもいいと前向きに言っていただいて)参加してくれた皆さん、今更ですが名古屋からぶじに自宅まで帰りつけましたか?今回は本当にお疲れ様でした&ありがとうございました。


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