6月2日〜4日で、カモシカスポーツで実施している自然教室にて涸沢へ行ってきました。この自然教室は、毎年この時期に開催される恒例イベントとなっていて、GWの賑わいから一段落し、かつ夏山シーズンインまでのひとときの静けさを楽しむことができるという、ある意味とても贅沢な時期に開催されています。また楽しみ方も色々で、スキーで滑るチーム、アイゼンとピッケルを使って山を登るチーム、そして景色を眺めたりしながらのんびりと涸沢を楽しむチームと、それぞれ思い思いの涸沢を満喫しています。
私が担当したのは登山班で、まずはアイゼンとピッケルの使い方をみっちりトレーニングしてから、前穂北尾根の5・6のコルをめざしました。「雪訓」というと、雪山シーズン前の富士山や、シーズン入ってから実施したりしていましたが、雪が少なくて思うようにトレーニングできなかったり(最近とみにその傾向あり)、猛烈な寒さに震えながらという、どうにも辛さが先に立ってしまうことが多いのですが、この時だと残雪たっぷり、多少寒くても動いていると体が温まってくるので、トレーニングをするのにぴったりだなぁと思います。
今回は上空に寒気が入った影響で、気温が低く風強く、初日はアラレに打たれながらという厳しい天候となってしまいましたが、翌日からは天気が回復して、これぞ涸沢!という景色を堪能することができました。
トレーニングを終えて、バンザイ! 今日はいい天気だー!!
トレーニングの成果を発揮して稜線へ。残念ながらちょっとガスってきてしまいましたが、眼下に徳沢園の赤い屋根と、奥又白池のブルーを眺めることができました。
スキー班も続々と上がってきました。今年は昨年と比べて雪が多く、いやらしい縦溝もなかったので、みなさん、快適な滑りを楽んだようでした。
そしてこのイベントの目玉のひとつ、立食パーティー! 涸沢ヒュッテさんのおもてなしに感謝です。
今年もみんなで和気藹々、残雪の山をおもいっきり楽しむことができました。どうもありがとうございました。