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谷川岳で植物観察

  • 執筆者の写真: kansuke
    kansuke
  • 2016年7月4日
  • 読了時間: 2分

先週は、国際自然環境専門学校(通称:i-nac)の山岳プロ学科の授業で、谷川岳へ植生観察に行ってきました。講師は花に詳しく、花を愛する髙木律子ガイド。初日は一ノ倉沢見学を兼ねつつ湯檜曽川沿いを散策。この辺りでは樹木観察を、翌日は今日から運行開始のロープウェイを横目に西黒尾根へ。樹林帯はひたすら暑さとの戦いでしたが、蛇紋岩の岩稜帯に出てからは展望も開け、花が出てきたら写真を撮ったりメモを取ったり、分からない花が出てきたときは持ってきた図鑑で調べたりと、学生達と一緒に学んできました。

ヒトツバカエデ

一見するとカエデっぽくないヒトツバカエデ。翼果がぴーんと上向きにつくんですね。

クマシデ

まるでホップのような果穂をつけるのはクマシデ。うーん、喉を潤したくなってきたぞ。

一ノ倉沢

今日も上部に雲がつく一ノ倉沢。陰鬱?いえいえ、雨が降らず、これだけ見れたら十分です。

ラクダの背

翌日は予想以上に天候回復! 樹林帯を抜けて気分も爽やか。今日は岩も乾いていて快適です。

カトウハコベ

生存競争から逃れるため、メタルな世界を選ぶことになった<蛇紋岩残存植物>のカトウハコベ。

ホソバヒナウスユキソウ

こちらは蛇紋岩から影響を受けて、形を変えた<蛇紋岩変形植物>のホソバヒナウスユキソウ。

イブキジャコウソウ

イブキジャコウソウのハーブな香りに癒されながら。

オノエラン

お初にお目にかかります、オノエラン。

クロウスゴ

いつも実になった姿ばかりを見ていました、クロウスゴ。

谷川岳というと岩の山、沢の山として登ることが多かったのですが、先々週に引き続き花の山を実感。しかも今年は花の時期が例年より早いため、いつもは見逃している姿や、これまでタイミングが合わず見れずにいた花にも出会えて楽しかったです。今度は紅葉の山で縦走したいなぁ。

お疲れさまでした。


 
 
 

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