そして翌朝。ガスってます。やはりなかなか山は雲が取れないですね。
ご主人に出発の鐘を鳴らしてもらって、後半戦のスタートです!
雨は止み、雨具からは解放されました。あとはどこかでこの霧が取れてくれるといいのだけど。 昨日と同じく、稜線上の花に応援されながら、登ったり降りたりの縦走が続きます。
おやおや、もうニッコウキスゲが咲いています。7月中旬のイメージなのですが。。。
清水峠を過ぎた辺りから、やっとやっと薄っすらですが展望がきいてきました。昨日はほぼ一日中まっ白い世界だったので、なんとか歩いてきた道のりを遠望したいものです。が、青空がのぞいてくると暑くなるもので、虫も飛び始めました。景色をとるか快適さをとるか、この時期、ホント悩ましいところ。
ジャンクションピークを過ぎて、朝日岳へ。雪渓が残り、とても気持ちのいい道のりでした。おや、チングルマが稚児車に! 早い、早すぎです。季節が不思議なことになっています。
朝日岳まで来て、やっと背景のある青空山頂写真が撮れました。展望が広がる山頂で、それこそ来し方行先を眺めつつ、よく歩いてきたなぁとしみじみ。この辺りはホソバヒナウスユキソウが花盛りで、なんとも贅沢な時を過ごしました。
笠ヶ岳の山頂でひと休みして、いよいよ最後のピーク・白毛門へ。天気が回復するとすっかり夏山モード全開です。白毛門山頂で一ノ倉岳の岩壁を眺め、最後の試練(?)とも言える、土合橋への長くて急な下りへと突入しました。
あそこまで降りるのか!? これは見えない方がよかったかも(汗)。
白毛門の名前の由来に関わるジジ岩、ババ岩。なんとなくモアイ像っぽくもある。
2時間半の、長くて急な尾根を無事に下りきり、ゴールです!
今回は雨に降られ、滑る岩を慎重に歩き、半分以上を視界の効かない中の歩きとなり、なかなかキツかったかと思います。しかも登ったり下りたり、登ったり下りたり(苦笑)。でも思った以上に花盛りでしたし、秋の栂海新道に向けてのいいトレーニングにもなったかと。二日間、本当にお疲れさまでした。