28日〜29日で、火打山に行ってきました。ツアー企画名は「残雪の火打山」。うーん、このタイトル、今年はヤバイかもなぁ……と日に日に黒くなる山肌を見つつ、これはマズイなぁと事前にこの状況を説明して、そしたらそれでも「行きますよー」とご快諾いただき、少しでも多く雪が残ってくれることを祈りながら(?)行ってきました。
エゾハルゼミの合唱と新緑が目に鮮やかな笹ヶ峰をスタートし、ほどなくして花たちが登場。すっかり花の山企画な感じですが、やっぱり春の花たちを見ると、心弾む感じがします。
ツバメオモト
妙高市の花、シラネアオイ
エンレイソウ
ミツバオーレン
十二曲がりを登りきって尾根上を進み、傾斜が緩くなったオオシラビソの森付近からやっと残雪が出始めました。この辺りから、踏み抜き注意です。
若干、雲が多い空模様でしたが、徐々に青空が覗いてきました。残雪期とあって高谷池ヒュッテの宿泊者も少なく、ゆったりまったり。明日の天気に期待しつつ、眠りにつきました。
そして翌朝、予想通りのいいお天気です。火打、影火打、焼山はもちろんのこと、北アルプスの眺めもバッチリです。これはもしかして、富士山も見れるかも?
日差しはありますが残雪の上を渡る風は心地よく、とっても爽やか。いい感じに歩を進めつつ、いい感じにシャッターポイントも出てきたりなんかして。登ったり、喋ったり、シャッターを切ったり、笑ったりとなかなか大忙し(笑)。
薄氷。やっぱり朝晩は冷え込みます。
お天気良く展望に恵まれて、期待していた富士山はもちろん、日本海に浮かぶ佐渡も見れて、もう言うことなし。しかも行きは気づかなかったハクサンコザクラも 発見して……。いやはや、早すぎだってば。
すでに咲いたよ、ハクサンコザクラ。なんとなく、紫の花が確認できますか?(これがワタシのカメラのズームの限界。視力検査のようで、スイマセン)
下山はトントン拍子で。実感として、今年の山は例年より3週間は早く進んでいるような気がします。「残雪の山登り」改め、「花を楽しむ山登り」企画にご参加いただき、どうもありがとうございました!