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謎。

庭にチューリップが咲きました。 (ふーん、そう、春だからね) いや、これだと言葉足らずでした。 庭にチューリップが咲きました。そう、植えた覚えのないチューリップの花が。 なぜここにチューリップ!? 考えられることとしては、 その1 誰かが忍び込んで植えていった。 (いやいや、意味が分からんし) その2 じつは以前から春になると咲いてたけど、今まで全然気が付かなかった。 (うーん、いくら手入れ不足の庭とはいえ気が付くだろう?) そして色々と調べてみて浮かんだ推測としては、 その3 どこかで咲いていたチューリップの花のタネが、何かの具合で我が家の庭で発芽して花をつけた。 (チューリップにもタネができるんだ!?) 子供の頃の経験からか、チューリップ=球根で育つものと刷り込まれていましたが、じつはタネもできることを今にして知りました。 ただし、自家不和合性(じかふわごうせい)といって、自分の雄しべから出た花粉が雌しべについても受精しないので、他の株からの受粉が必要になること。 植えられているチューリップの多くは球根から栽培されており、そもそも球根とは花を咲かせ終えた球根周りに新たに出来た小さな球根(つまりクローン)を成長させているので、受精してタネができるのは稀なことなのだそう。 また、運良くタネができたとしても花を咲かせるまで成長するのに5年ほどかかるそうで、これもまたなかなか大変な話です。 それでは、 その4 私が移り住む前(10年前以上)に植えられていたチューリップの球根の小さなクローンが成長して、やっと花を咲かせるようになったのか? いやはや推理だけが進んで結論は出ず……。 ミステリアスなチューリップが、風に揺られながら春を告げています。



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